男性を診ている医者と薬
多色な錠剤と瓶

ヘルペスには様々な種類がありますが、それらに感染するきっかけは飛沫感染や接触感染など日常生活の中にたくさんあります。ある程度予防をすることができる種類もあれば、気をつけても感染してしまうほどのうつる力が強いものまであるので注意が必要です。ヘルペスは再発しやすい疾患で、症状が出ると痛みなどがあり日常生活でも不便ですし、他の人へ移してしまう可能性も高まります。きっかけを知っておくことで、ある程度予防をすることができますし、再発しにくい体質にもできます。

ヘルペスの感染経路はどこにあるか

ヘルペスは小さな水ぶくれが集合した状態のことですが、ウイルスが皮膚や粘膜に伝染することで、水ぶくれになっています。これを引き起こすウイルスにはいくつかの種類がありますが、水疱瘡・帯状疱疹の原因になっているウイルスと、口唇や性器ヘルペスの原因になっているウイルスによる感染がほとんどです。水疱瘡の原因になっているウイルスはうつる力がかなり強く、咳やくしゃみなどの飛沫や、水疱瘡の水ぶくれに触れることで感染する接触の両方が原因になっています。その反対に口唇・性器ヘルペスは、粘膜や皮膚が直接水ぶくれなどと接触することのみでうつりますし、飛沫感染が起こらないことが特徴です。ウイルスには一度うつれば、そのあとも体の神経に住み着く特徴を持っていて、発熱・疲労やストレスがきっかけで免疫力が低下することで再発します。

強い紫外線を浴びればウイルスが再活性化するので、再発を引き起こすこともあります。水疱瘡や帯状疱疹のウイルスの再発で起こる帯状疱疹には、一般的に一生に一度と言われていますが、口唇への症状はなんども再発を繰り返すことが特徴です。予防するためにはワクチンを接種することは基本ですが、その効果は予防だけにはとどまらす、万が一うつったとしても症状を軽減する効果が期待できます。

ワクチンは生後12ヶ月以上から受けることができ、水疱瘡ワクチンには他のヘルペスへの予防や症状の軽減には効果がないことも知られています。再発させないためには自分の体の抵抗力や免疫力を高めることで、それにより再発しにくくなるとされます。普段から栄養バランスが取れた食事などを行い不摂生をしないようにし、ストレスが少なく睡眠不足になっていない状態を心がけます。紫外線が再発の原因にもなるので、特に紫外線が強くなる夏はUV効果のある帽子や服を着るようにします。

また紫外線カットクリームを使用することも効果的で、日傘なども併用しながら紫外線対策を行います。できてしまった水ぶくれの中には、たくさんの数のウイルスが詰まっているので、これが破れることで感染力が高まります。他の人に皮膚や粘膜につけば簡単にうつりますし、うつる力が強いためただ触れただけでその箇所へ次々と移っていきます。患部へ直接触れることがないようにし、もし患部へ触れてしまったタオルや歯ブラシなどがあれば、それらの洗面用具は人に触れない場所へ保管する必要があります。患部に触れてしまった自分自身の指や手なども、すぐに消毒石鹸などを使って洗浄するように心がけます。

性器に症状が出ている場合は、性的な接触にはコンドームを使用する必要があります。口唇に症状が出ているときは、抗ウイルス成分が含有されている治療薬を使うことにより、症状が緩和するので移りにくくなります。また基本的に放置していても症状は軽減されていきますが、稀に傷跡や後遺症が残ることもあります。特に水疱瘡へかかったときは小児科や内科で診察を受け、帯状疱疹や口唇に症状が出たときは皮膚科でいち早く診察を受けることが大切です。女性は特に口唇への症状が再発しやすいとされていて、男性の再発よりも3倍多いことがわかっています。

これは女性ホルモンの影響で生理周期と密接に関わっており。生理前は特に肌荒れや体調が悪くなりますが、体の免疫力が下がる時期でもあります。口唇への症状もウイルスが再活性化しやすくなるので、生理前は特に体調管理をし、ゆっくりと休息を取ることが大切です。水疱瘡や帯状疱疹は飛沫でうつることもあるので、どうしても予防しきれない現状がありますが、ワクチンを行うことで予防したり、症状を軽くすることもできます。口唇や性器に出る症状は飛沫ではなく接触のみしかうつらないので、不特定多数との接触は避けることである程度は予防をすることが可能です。また症状が出ているときは、人との接触を避けることで広めることを阻止できます。